丸岡南中学校 校章
丸岡南中学校の特色

教科センター方式     
 すべての教科がそれぞれの専用教室とメディアセンターをもち必要な教材を常設することにより教科特有の学習環境を構成することができる。生徒は毎時間,各教科専用の教室に移動して授業を受け ることになる。メディアセンターは各室に開かれたオープンスペースで,教科ごとに必要な図書・プリント・資料・情報機器などの教材が用意され,授業の流れに応じて自由に使うことができる。また,各教科の教師の主な居場所となるため,生徒の相談に気軽に応じたり,生徒の自主的な学習を援助する場となる。本校は福井県初の教科センター方式を採用した中学校である。

ホームベース(HB)    
 ホームルーム教室は各教科教室を割り当てて使用するため,クラス専用の教室ではない。そのためホームルーム教室に隣接してホームベースを設け,生徒の個人ロッカー,テーブル,ベンチなどを設置し,学級向けの連絡やお便り等もここに掲示される。個人ロッカーは3桁の暗証番号でロックすることができる。
 ホームベースはクラス専用のスペースで,教室とは違ったアットホームな空間となり,授業と生活との切り替えを図る場所として活用されている。

メディアスパイラル方式    
 学校の中心である図書館を起点とし,中庭を囲みながら立体的・連続的に多目的ホール,コンピュータ室,ランチルームなどのオープンスペースや,各教科のメディアセンターをらせん状につなげた方式である。
 廊下はすべて行き止まりのない設計になっており,単なる移動するための空間ではなく生徒の居場所であり,生徒どうしや教師との出会い,コミュニケーションができる生活空間としての豊かさを生み出す場として活用される。

スクエア制     
 集団の中で自主性と自律性を育てることを目的に,スクエア制と呼ぶ異学年集団による活動を取り入れている。各学年1クラスずつのグループを一つのスクエアとし,「花・鳥・風・月」の4つのスクエアを構成しており,学級もスクエア毎にまとめて配置している。年度はじめには,各スクエアの3年生のリーダーが計画してレクリェーションなどを楽しむ「スクエアDAY」が設けられ,学年の壁のない楽しい1日を過ごし,親睦を深めるとともに団結を高める。
 スクエアによる活動は,毎日の清掃や給食,体育祭や文化祭等の学校行事の他,特別活動や総合的な学習の時間においても,内容や目的に応じて行っている。後期には2年生がリーダーとなり「スクエアTIME」や「卒業生を送る会」を運営する。各スクエアから選出されたスクエアリーダーが生徒会執行部として活躍している。
スクエア制

教科センター方式     
 登校後,朝の会が始まるまで全校一斉の読書活動を実施している。自分で選んだ好きな本を読み,読後の感想などは求めていない。静かに落ち着いた雰囲気で一日の生活をはじめるとともに,自ら考え,主体的に判断・行動し,よりよく問題を解決する資質や能力を育てる時間となっている。
 図書館は学校の中心に位置し,生徒玄関にもつながっているため,登校後や下校前に立ち寄る生徒も多い。専任の司書が在駐し,生徒や教職員のニーズに合わせた資料の提供を行っている。図書委員会による図書館利用の推進活動も活発である。

教科センター方式     
 思いやりの心と磨きの心で作業することで自主・自律の気持ちを養うことを目的に,「ひとり立ち清掃」と名付けた清掃を行っている。思いやりの心とは周りでがんばる友達の気持ちを考えて協力し,自分のするべきことに無言で取り組むことである。磨きの心とはすみずみまで目を行き渡らせ,任された持ち場を責任をもってきれいにすることである。この清掃を通して相手の気持ちを考えた言動のできる「仲間はずれやいじめのない優しい心にあふれた学校づくり」,やるべきことを最後までやり遂げられる「部活,勉強ともに目標を達成できる生徒の育成」を目指している。

教科センター方式     
 給食は全校生徒と教職員全員が一緒にランチルームで食べる。あらかじめ示された2種類のメニューから選択することができる。調理は学校に隣接する民間施設「Cネット」で下処理調理後,急速冷却,冷蔵保存し,本校調理室で再加熱して提供するクックチル方式で行われる。
 全校生徒と職員が毎日一同に集まる給食の時間は,生徒どうし,職員と生徒がふれあえる時間であり,「すべての生徒をすべての職員でみる」という本校のコンセプトに基づいた教育活動がなされている。

教科センター方式     
 各教科の目標と学習内容,使用教材,指導計画,評価方法をまとめた「学習ナビ」を作成し,生徒・保護者に明示している。
 学期始めに学習内容を確認させ,学習習慣を確立し,自ら学習計画を立てて授業に参加するなど,主体的に学習に取り組む態度を身につけることができる。
 通知表は学習ナビで明示した評価方法に基づいた単元毎,観点別評価とし,毎学期末に教科担任との個人面談を行い,保護者に渡される。

教科センター方式     
 開校以来,特色ある学習環境を生かした教育の在り方を模索して自主研究を継続してきた。平成20年 度から福井大学教職大学院の拠点校となり,本校職員が在職しながら大学院で学び,大学院からはイン ターン生を受け入れている。毎月行われる「研究の日」には,福井大学の本校担当教授が来校して講義や指導・助言をいただく協働研究体制がとられ,授業づくりに力点を置いた取り組みを継続している。 そしてその集大成を11月に開催する「自主研究発表会」と位置づけている。平成27年度より,研究主題 を『学び合う学校文化の創造』,副題として『「やりたい」を喚起する方法の工夫』と設定して,「教職 員どうしの学び合い」を柱とした3年間の実践研究に取り組んでいる。 

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